202211高知の31番~38番

 プロローグ

 これまで2016年から数回に分けてレンタカーで四国霊場88箇所をまわってきた。2019年11月の段階で1番~30番と65番~88番の54霊場を制覇し、残りは高知後半の31番~39番と愛媛の40番~64番の34霊場となっていた。これら残りの34霊場を2泊3日でまわることを計画した。


2020年

 10月16日、阪急交通社の【GOTOトラベルキャンペーン】レンタカー付四国フリープラン3日間を申し込む。羽田発空路高知へ。レンタカー込みで、足摺岬と道後温泉に1泊するプランを予約した。12月12日出発で、ホテルは、足摺温泉海上館と道後温泉ルナパーク。12月14日に松山空港より空路羽田に帰ってくる計画。走行距離650km。分刻みの走行計画も作成。

 ところが、新型コロナウィルスの感染が拡大。11月21日に泣く泣くキャンセル。


2022年

 7月になって、徳島の兄から11月に両親の7回忌法要を執り行うとの連絡が入る。11月13日(日)に決定。前日の土曜日に早めに四国入りし、どこかに行こうかと家内に相談したところ、木金土の3日で上記のプランを復活させようということになった。

 その後、阪急交通社他のフリープランを探したがフィットするものが見つからなかった。

 7月25日、やむなく航空券、レンタカー、宿をそれぞれ、JAL、たびらい、楽天トラベルで個別に予約した。宿は四万十と道後温泉。

 その後、全国旅行支援が実施されることになり、これを適用できないか調査を開始。四万十の宿は1泊朝食付きで2人で7,160円と効果なし。10月5日にこれをキャンセルし、足摺温泉のTheMana Villageに変更。道後温泉も道後館なので、超豪華な宿の取り合わせとなった。

 10月11日全国旅行支援が始まる。TheMana Villageはすぐに申請ボタンが表示され申請できた。しかし、道後館はなかなかボタンが表示されない。そのうち、愛媛の残クーポン数が激減。そこで道後館をキャンセルしホテルルナパークを予約。めでたく旅行支援適用となった。

 また、高知県観光リカバリーキャンペーンなるものがあり、一人5,000円の交通費支援が受けられることも判明。

初日のルート

 初日のおおよその走行ルートは以下の通り。

初日のルート(詳細は地図をクリックしてGoogle Mapへ)


 分刻みの走行計画も作成。電話番号はカーナビで目的地を検索する際に便利。

走行計画


2022年11月10日

 4:10起床。南平5:05に乗車。今回は、京王線→山手線→京急を乗り継いで6:35羽田に到着。山手線、京急は座れなかった。新宿からリムジンバスにすればよかった。保安検査を通過してPower Lowngeへ。飲み物だけで、朝食が無くなっている(>_<) コロナの影響?おにぎり弁当を買って搭乗。雪のない富士を上から眺めながら朝食。

 高知竜馬空港には、ほぼ定刻に到着。バジェットレンタカーでは、自分でタブレットを操作してチェックイン。これもコロナの影響?? 車は愛媛ナンバーのフィット。計画よりやや早く、9:30頃に出発。


31番竹林寺

 国道55号線を西へ走り、川沿いの細い道を南下、最後は一方通行の山道を登り31番竹林寺に到着。山門、五重塔が素晴らしい。初めて納経する(御朱印をいただく)。







初めての納経@竹林寺

 お詣り後、一方通行の山道を降りたところで、家内より「もうかなり計画より遅れている。」とのアラーム。事前の調査で32番付近は道路が狭いことがわかっている。早々に32番をパスすることを決定し33番雪蹊寺を目指すことに決定。


33番雪蹊寺

 まず、浦戸大橋を渡り、海岸線に出る。桂浜花街道(県道34号線)を西へ。左側は茫洋とした太平洋。快晴。日差しが強く、眩しい。しばらくして右折。すぐに33番雪蹊寺に到着。観光バスが2台。いやな予感が。






 境内には、先ほどの観光バスで来たとみられるお遍路さんの団体。僧侶に従いゆっくりと読経している。それを横目に速攻で、本堂、大師堂で般若心経を読経。納経所へ行くと、先ほどの団体のコンダクターと思われる方が二人。山の様に納経帳を積み上げている。納経所の方は、こちらには目もくれない。納経(御朱印)はあきらめて退散。


34番種間寺

 34番種間寺へ向け、カーナビに指示されるままに走行。海岸線に戻らず、内陸部の集落を抜けてゆく。道が狭い。11:10頃に到着。



種間寺御朱印


土佐の鰹ふたたび

 34番以降は、36番→35番→高知道→37番と回る計画。35番と37番が高知道沿いにあるため。34番から36番へ行く途中、宇佐にある食堂「帆竿」で昼食。「今日は、ウルメイワシの入荷なし。」の表示。2019年に室戸で食べた鰹のたたき丼の味が忘れられず、たたき定食を注文。やはり美味かった。

宇佐が近づくとクジラのモニュメントが

刺身定食

たたき定食

美味かった

 宇佐大橋を渡り、36番青龍寺へ。



KOKOマリーナ

36番青龍寺

 12:25青龍寺に到着。半島の先端。鬱蒼とした森の中に。 かの明徳義塾高等学校はこの付近にあるらしい。





35番清瀧寺

 35番清瀧寺へは宇佐大橋を打ち戻し、県道39号を土佐市街へ。市街地を過ぎ、高知道をくぐってからは、極端に狭い道となる。対向車が来ないことを祈りつつ走行。13:15清瀧寺に到着。




 帰り道、ミニバンが対向してやってきた。万事休すか・・・・と思ったら、向こうはプロのドライバーでバックして交わしてくれた。


37番岩本寺

 極狭道を脱出すると直ぐに土佐ICに到着。ここから高知道を走行。トンネルが多い。しばらく走るとカーナビが、次の須崎東ICで高速を降りるように指示。確か事前にGoogle Mapで調べた際は、四万十なんとかインターまで走るはずだったが、どうする。走行するうちに須崎東に来てしまった。どうする。まだ高速道が続いている模様。ならば、このまま行ってみよう。そういえば、バジェットレンタカーの担当者が、「新しい道路がまだカーナビに反映されていないことがあります。」などと言っていた様な。 次の須崎中央ICでも道は途切れず、延々と続く。須崎東ICで降りていたら大変なことになっていた。

 四万十町中央ICで高知道が途切れており、ここから国道56号線を走り、無事37番岩本寺に到着。時刻は14:10。





観自在菩薩行深般若波羅蜜多時・・・・

四万十大橋を渡り足摺岬へ

 岩本寺を出て国道56号線を宿毛方面へしばらく走ると、四万十町西IC。ここから高知道が再開。ただし、少し走ると黒潮拳ノ川ICで終了。ここからは、延々と国道、県道を走る。次の38番までは84kmもあり、歩きでは途中宿泊が必要。大変だなあと思いながら走行。

 黒潮町で県道42号線へ左折。8.5km走って四万十大橋を渡る。時刻は15:15。

四万十大橋を渡る

38番金剛福寺

 更に国道321号線→県道27号線と走り、16:00ついに38番金剛福寺に到着。







 岬付近も散策・・・・・直ぐに打ち切り、今日の宿足摺温泉TheMana Villageへ急ぐ。

中浜万次郎像


TheMana Village(旧足摺パシフィックホテル花椿)

 16:25今日の宿、あしずり温泉TheMana Villageに到着。すぐにチェックイン。ここは、老舗旅館をリニューアル最中のホテル。屋上展望プールを改修した屋外レストランが見える。

屋上に屋外レストランが

 チェックインは全国旅行支援適用で時間がかかったが完了。宿泊プランは以下の通り。

『【Azzurrissimo】旬の高知の食材をイタリアンで堪能する~イタリアンフルコース夕食~
 露天風呂付客室(tokubetu)×1部屋 和室:12畳と8畳の二間続きの部屋。半露天風呂が御座います。和室に幅120cmのシモンズベッドを2台設けております。』
 長っ。

和室にシモンズベッド

専用露天風呂も源泉かけ流し


まずは、源泉かけ流しの露天風呂へ。茫洋とした太平洋を眺めながら温泉を堪能。


イタリアンレストランAzzurrissimo

 夕食は、Azzurrissimoでフルコース・ディナーだ。最初は、屋外席で。



アペリティーポ

本日の鮮魚


暗くなり屋内へ移動。


ナポリ風ピザ-キノコの季節

ズッパデイペッシェ

土佐あかうし

紅はるか

てっぺんトマト

茶まご

ボリュームたっぷりで、これ以上食べられませーん。ごちそうさまでした。

夕食後は、部屋の専用露天風呂でゆっくり。その後は、ラウンジで一杯。これも宿泊費に含まれている。

初日の走行197km。朝4時起きで、飛行機、長距離ドライブと疲れているはずだが、なぜか眠れない一夜を過ごす。



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